24時間眼圧測定機能付きコンタクトレンズ SENSIMED Triggerfish

緑内障とは、眼の中の房水っていう水の巡りが悪くなり眼圧が上がることなどで、眼の奥の神経が徐々にすり減り、見える範囲が狭くなる病気です。進行を防ぐためには、眼圧を低く抑える必要があるようですが、眼圧ってのは時間によって変わっていくもので、眼科で測ったときは高くないのに、夜が高いなどということもあります。

眼圧を測る機械は高価であったり、それなりの大きさであったりしたために、自宅では簡単に測ることができず、しっかり調べるには、従来では入院して、寝ないで、時々眼圧を測り、一日の変動を調べるといったこともされたようです。。

そんな患者様のために、素敵なガジェットが開発されているようです。

24時間眼圧測定機能付きコンタクトレンズ SENSIMED Triggerfish

伊仏STMicroelectronics社と、スイスSensimed社の共同開発の、無線通信機能付きMEMS圧力センサを内蔵したコンタクト・レンズ。

MEMSセンサを集積化したコンタクト・レンズと、小型受信モジュールの2種類の部品を使う。このコンタクト・レンズは、眼科医が患者に装着し、患者が翌日通院してコンタクト・レンズを取り外すまでの、ほぼ1日間の眼圧変化のデータを得ることができる。

コンタクトレンズには、眼圧を検出するための薄いMEMS圧力センサとともに、信号処理LSIや送受信用のRFデバイスが集積されている。コンタクト・レンズに集積されたデバイスは、電磁波を通して駆動するため電源は搭載していない。

 
 
なんだか、ガジェット好きの心もくすぐるようなものです。以前にも話題になっていたようですが知りませんでした。。
センサ内蔵のコンタクト・レンズ,STなどが緑内障診断向けに製品化

(なお、以下の画像はすべて、Sensimed社公式webからの引用です。)


 

装着したらこんな感じです。

 
とはいっても、こんなデバイスも貼る必要がありますが。。

 

 
比較的コンパクトにまとまったセット。どうやら、100万円くらいしそうです。。色々なカーブのレンズがあって、1枚5万くらいで使い捨てらしい。。。


これが目の周りに貼るモジュール、電磁波とか関係してそうな構造かな。。難しいことは分かりませんが。ここから、Bluetooth で記録ユニットに送信するのかな。。


と思ったが、この記録ユニットには有線で接続し、ここから、PC が Bluetooth 、、、って、Bluetooth はあまり役立ってない。。


解析ソフトの画面です。シンプルな画面です、、、眼圧ってこんなに変動するの???
 
 
体に埋め込む機械や、強い薬じゃないから、早い時期に日本でも使えるようになるかな~と思ってみてみると、公式webによると、「2011年7月5日には、ニデックと共同で日本で臨床研究を行うことに合意した」らしいです。これを書いている時点では、ニデックのwebには記載がないですが。。
 
気の早いもの好きのお金持ちさんだったら、これを個人で買ってきて、「先生これで調べてください」って有名眼科医のもとに行っちゃったりしないでしょうか。。もっとも、有名な先生のところにはすでにあるような気もしますが。。。
 

 

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だめなだめごんです。
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