雑誌を見てたら、KYBER SmartNote ってのが気になった。
枠が印刷されている専用のノートに書いた手書きのテキストをスマホのカメラで撮影し、その画像の枠を認識してゆがみなどを補正し、、と、ここまでは、このブログでも何度か取り上げている CamiApp や SHOT NOTE と同じです。
で、ここからがポイントで、それをかなりの精度で OCR してテキストにして送られてくるらしい。
その雑誌の記事によると、機械的なOCR の後に、日本と中国のスタッフが人海戦術でチェックしていて精度を保っているとのこと。
む。む。中国!!! セキュリティってどうなるんだ。と、思いました。。
・日本生まれのクラウドノート「KYBER」がすごい理由 (ASCII.jp)
・手書き文字をiPhoneで撮影してテキストデータ化するメモ帳「KYBER SmartNote」 (Internet Watch)
によると。。。
国内で150人、中国では1000人以上のスタッフがOCRのチェックに関わっているのだが、1枚の帳票を項目ごとに複数のエリアに細かく切り分けて多くのオペレーターに少しずつ仕事を分散配信するシステム(一旦細かくバラバラにされた情報を機械的なOCR処理と人の目による判定、どうしても変換できない場合のみ人的修正を行うという何段階もの処理をするらしい)で、細切れのテキストから情報が漏れることがないようなシステムらしい。
それなりの精度が売りで、この辺りの記事も参考になる。
・メモを送信するだけでテキストに! 人力OCRのメモ帳 (ケータイWatch)
と、少し不安は残るがなかなか面白そう。。ということで、とりあえず数冊orderしてみた。
ちょうどiPhone と同じくらいのサイズらしいが、もう少し違ったサイズのものも欲しい。どうやら、11月にはA6サイズ、A7サイズのメモパッドの発売、そして、なぜかそのうちA1サイズのものも出るらしい。。この辺りも個性的。
手元にはまだ来ないので、公式web を眺めてみた。
KYBER SmartNote というノートを買って、そのノート代だけで、利用できるプランのほかに、「Regular KYBER サービスプラン」ってのがあって、これは、もっと大きなノートで書いてOCRしてくれるらしい。
たとえば、80件/2000円 (+4800円/年 のストレージ) といった料金設定。
このあたりのページのビデオによると、アノト方式のノートを使ってるようだ。これを使わなくてもいいのかどうかはどこに書いてあるのか分からなかったし、そもそもこのアノトタイプのノートをどこで手に入れることが出来るのかもよく分からなかったので、先ほど公式webから質問してみた。(これを書いているのが直後なのでまだ返事ありません。)
で、こんな記事もあった。
・手書き文字をテキスト化、ぺんてるのairpenPocketがクラウドサービスと連携 (マイコミジャーナル)
アノトだけじゃなくて、airpen とも連携してくるらしい。なかなか柔軟!
ということで、以前このブログでテキストを入力しデジタルで上手に管理できないものかと考えて(すばやくメモを取り、しかも管理する)、なんかいいものはないかなぁ~と思ってましたが、ある意味これが正解に近いのでは、、とまで思えてきました。
日にノート1page強くらいのテキストを書くような人なら、年400pageだとすれば、10000円(+4800円)くらいなのかな。。すこしコストはかかるが、この値段で出来るなら便利じゃない?
セキュリティには若干心配だけど。。。
公式web にはこんな記載も。。
» なぜ罫線をまたがない方がいいの?
1Pを分割して認識するシステムにより、スピードと精度が高まります。
また、内容が小さく分割されることにより、オペレータが入力する内容を理解することがなく、セキュリティも万全です。
つまり、上手く区切れないような書き方をしちゃうと、オペレーターが分かるような分割になることもあって、セキュリティのレベルが下がっちゃうってこと??
とにかく、任意の紙に書いたデータをスキャンしてオンラインで送れば、低価格でかなりの制度でOCRしてくれるなら、なかなか便利だと思う。。積極的に他のサービスと連携してるから、そのうち evernote に入れた、テキストを撮った画像からボタン一つで、このサービスと連携するなんてことが出来る様になればいいと思う。iAppでも出来そう。